全国学力・学習状況調査

昨日(4月20日)に「全国学力・学習状況調査」が行われました。
今年は,全体の3割,9979校を取り出す抽出方式になりましたが,福井県では,すべての公立の小中学校が参加しました。

塾生達はどうだったでしょうか。
過去,全国トップレベルの結果を残している福井県に貢献したのか,それとも足を引っ張ったのか。
もちろん前者でしょう。

それにしても,毎年この調査の結果を誇らしげに取り上げているマスコミや関係者の態度に少々疑問を感じます。
もちろん,全国トップレベルを維持することは喜ばしいことですが,過剰反応は避けるべきではないでしょうか。
東京などの都市部は,公立校よりも私立校の方が相対的に学力レベルが高いようです。
この調査に私立校のすべてが参加していないであろう都市部においては,地方に劣る結果が出る蓋然性が高いと言えるでしょう。
また,各学校では,調査が実施される前に,児童・生徒に過去問を解かせて問題に慣れさせているようですが,これを熱心にしている学校とそうでない学校との間では差が出ることは当然です。

報道に踊らされることなく,冷静な眼で調査結果を見るようにしたいですね。

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