The Sense of Wonder

「センス・オブ・ワンダー」レイチェル・カーソン著

 1991年に日本で翻訳出版されたロングセラー・ベストセラーにもかかわらず,最近まで知りませんでした。同じくベストセラーの「生物と無生物のあいだ」の著者である福岡伸一先生が推薦しているのを聞いて,読んでみました。

 センス・オブ・ワンダーとは,不思議さに驚嘆する感性のことです。子どもの頃は誰しも持っていたこの感性は,大人になるにつれて衰退していき,人によっては失われてしまいます。
 レイチェル・カーソンによれば,「(この感性を持つ人は,)生命の終わりの瞬間まで,生き生きとした精神力をたもちつづけることができるでしょう」。まったくの同感です。
 塾生達は,センス・オブ・ワンダーをまだ持っているでしょうか。そして,我々指導者はどうでしょうか……。

 意味もわからず暗記ばかりの勉強は,無味乾燥の作業です。福岡先生は提案していました。「何かを判断するときに,得か損かではなく,それが美しいか否かを基準にしたら」と。
 得られた知識に驚き,美しさを感じることができれば,その勉強はとても実のあるものになるでしょう。実力もメキメキ向上するにちがいありません。

 我々指導者も,塾生とともにセンス・オブ・ワンダーを持ち続けるべきでしょう。そして,驚きをもって指導していき,塾生達に驚きの材料を提供することができれば最高です。

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