数学の証明問題

中学2年生は、数学で図形の勉強をしています。
難関は証明問題です。
論理的な文章を作成しなければならないのですが、苦手なようです。
採点をしていても、論理構成があやふやでなかなか丸を付けることができません。
そのうちに慣れてくるのかもしれませんが、やはり心配です。

読書離れが問題となっていますが、
きちっとした説明文を読み慣れていないことが原因の一つかもしれません。
また、日常生活の言葉が乱れていることも起因していそうです。
「むずい」、「びみょ~」の感覚で文章を作成しているのでしょう。

作文の授業では、
「気持ちを素直に書きましょう」とか「思ったままでいいんですよ」とか言われてきたのかもしれません。
それはそれで大切なことです。
しかし、読み手に誤解なく理解してもらう文章を書くトレーニングも絶対必要です。

数学の証明は、曖昧さがあってはいけません。
誰が読んでも一つの意味にしかとらないような文章です。
書けるようになって欲しいです。
数学だけに限らず、他の科目の勉強にも、
論理的な文章を書き、論理的な文章を読み、そして論理的に考える力は不可欠です。
この大切さをなんとか理解してもらいたいものです。

コラム

前の記事

失敗……でも
コラム

次の記事

岡田武史氏の言葉