王道の勉強
新型コロナウィルス禍の中においても入試の日は確実に近づいています。
話題(?)の「大学入学共通テスト」の準備にも取り組む時期になってきました。
特に今の非常事態のもとでは、一般の方々にとってほぼ無関心事になるでしょうけれども、年明け早々に行われる予定の当該テストは、従来の「大学入試センター試験」からの変更後の一発目になるものです。
ただでさえ不安いっぱいの受験生は、よりナーバスになっているはずです。
ちょうど昨日と今日、県内各校においていわゆる「県模試」が実施されています。
今回はマークシート方式ですので、大学入学共通テストを模したものになります。
最大の特徴をごくごく簡単に言えば、従来のセンター試験に比べて「問題文が長い」です。
少なくともチェックした数学ではそうですが、おそらく他の教科も同様でしょう。
ある受験生もぼやいていました。「長い、長すぎる!」と。
太郎さんや花子さんがあれやこれやと会話をして、出題につなげていくような構成になるのでしょう。
現在、数学を指導している高校3年生に、誰も受けたことがない「大学入学共通テスト」の対策をどうアドバイスすればよいか頭を悩ますところです。
細かい提案は色々あるでしょうけれど、でも結局は本物の力をつけてもらうしかないと考えています。
長ったらしい問題文であっても、聞かれていることは高校数学の本質のはず。
そのためには「王道の勉強」に取り組むのみです。
定理の丸暗記など出題者には見透かされています。
試験後数日(もしかすると数時間、数分?)で知識が忘却の彼方へ飛んでいくような勉強法は、ニューノーマル(新常態)にはますます役立たずになりそうです。
この記事がとても参考になりました。
https://toyokeizai.net/articles/-/373053
指導する受験生には、この記事を示して「これが私の言いたいことです」と伝え、アドバイスとしようと思います。
ちょっとずるいかもしれませんが、私の「どストライク」です。
なお、「公式・定理の証明」には取り組むべきでしょう。
高校入試もこの流れは来るような……、そんな予感もします。
受験生のみなさん、ここからが本気の出しどころです。
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