今こそ数学のススメ
今日の日経新聞朝刊17面にこのタイトルの記事がありました。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO64242590V20C20A9TCL000/
NHK「チコちゃんに叱られる!」に出演していた東大の西成先生へのインタビュー記事です。
番組でのチコちゃんからの出題は「なぜ数学を勉強する?」でした。
たまに耳にするフレーズですよね。
「数学なんて、社会に出たら使う機会なし!」的な^^;
この問に関しては、多くの人が気になったようで、ネットでも結構ざわついたようです。
西成先生からは「論理的思考が身につくから」との答えをいただきました。
おっしゃるとおりです!激しく同意します。
アインシュタインは、数学について「その法則が絶対的に正確で明白である」と言っています。数学は他の学問に比べてより論理的だということなのでしょう。ただし他の学問が非論理的だということではありません。程度は異なれど、どれもこれも論理的な部分はあります。
中学校や高校での勉強の目的は、論理的思考の獲得にあるといっても過言ではないでしょう。それがすべてではないにしても、最も大切な目的だと思います。
関連して、塾生たちを見ていて以前から気になることがあります。
「ある教科だけが得意でその他はからっきし」とか、その逆で「ある教科だけがすごく苦手(点数が取れない)」とか、のケースです。すべての教科をマスターしたいのに、上のケースに陥っている中高生が少なからずいるのです。
克服は容易ではありません。承知しています。でもどうにかしたい。
もしかしたら「論理的思考の獲得はすべての教科に共通」という視点を持てば、突破口が見えてくるかも……。勉強の方法は、各教科でまったく異なるのではなく、多くの部分が共通なのだということです。
論理的思考を獲得するために、勉強方法を論理的に考える。これは、論理の無限ループ?
以上、とりとめない話になりました。
「この文章が論理的でない」というオチになりそうです。
指導者も勉強しなきゃ!です。