問題的中!……塾生が

昨日は県立高校入学試験の2日目(最終日)。
受験生のみなさん、お疲れ様でした。
各自全力を尽くしたことと思います。
しばらくゆっくり休んでください。

さて、本日の朝刊で問題をチェックしました。
指導をしている理科を念入りに。
試験前日に「はやぶさ2の関係で小惑星が出されるかもね」とか「チバニアンで地層は要チェック」などとアドバイスしていたのに見事に外しました。
ゴメンナサイと懺悔しながら見ていくと……、

大問4!
ビンゴ!!

しかしこれはわたしから能動的に説明したものではなく、ある日の帰り際に塾生の一人が質問してきたものです。
忘れもしません、2月24日午後5時過ぎのこと。
「〜について説明せよ」というたぐいの問題でしたので、その場での適当な説明は避け、文言を整理したうえでメールで伝えることにしました。
その塾生は試験中に「あっ!」と思ったことでしょう。
(できる人にとって)さほど難しい問題ではないかもしれませんが、究極の緊張感の中で、知っている問題を目にしたときの幸福感は経験した人ならおわかりでしょう。

ビンゴはこの大問4ですが、大問6もかなり接近しました。
と言うのも、塾では直前に酸化銀の問題を取り組んでいて、それに関する質問をまた別の塾生から受けていたのです。
これは2月26日午後7時過ぎのことです。

今年の入試でわたしは問題を的中させることはできませんでしたが、代わりに塾生がやってくれました。
意識してのことではないでしょう。
しかし、問題的中という離れ業は、追い込まれた者が達成するのだと今回染み染み感じました。
どれだけ真剣に勉強に取り込んできたか、です。

勉強に積極な者が集まるさくら塾においても、自発的に質問が出されるシーンが多いとは言えません。
それでも入試が近づいてくると、それぞれ勉強が深くなっていき、自ずと疑問点が増していきます。そうなると塾生からの質問が増えてきます。
これからも、塾生から質問がどんどん出されるような塾を目指します。
毎年、ビンゴを達成する塾生が現れることを期待しています。