素数
とのことです。
この記事にありますように,
素数は,無限に存在することが証明されていますが,
どのようなパターンで素数が出現するのかはわかっていません。
それがわかったら何の役に立つ?
コンピュータ通信で利用される「暗号」にはこの素数が大きく関わっています。
情報の暗号化には「鍵」が必要です。
鍵と言っても,デジタルデータです。
代表的な暗号鍵には,素数と素数の積が使われます。
素数pと素数qの値がいくら大きくても,
それらの掛け算はがんばればできそうですよね。
ところが,その積pqから素数pと素数qを特定することは一筋縄ではいかないのです。
今まで人類が知っていた素数を上回る素数が見つかったのは,
暗号化技術の面からも画期的なことなのです。
暗号鍵pqがどんな素数pと素数qから作られたのか,
ますます分かりづらくなるのですから。
しかし……,この記事のタイトル「世界最大の素数」って変ですよね。
素数は無限に存在することがわかっているのに,
今回見つかった素数を「最大」というのは誤りでしょう。
「比較的大きい素数」が妥当かな。
インパクトが小さくなっちゃいますか