「2021年確認問題3年3回国語」で答えにくかったかもしれない問題

いくつか検討してみました。
一問2
「抜き出せ」問題なので本文中から字数に合わせて探し当てればよい問題です。
しかし、もちろん字数が合っていればよいわけではありません。
問われているのは、「どのようなエネルギー源」です。
したがって、aとbに入るべき言葉は「エネルギー源」に合致していなければなりません。
本文中から探し出そうとしている間に、「江戸時代は、…aを使用することなく、bで生活していた時代」のaとbに入りそうな文字列を探すことだけに集中してしまうと誤答するおそれがあります。
問われていることは何か、一番大事なことは何か、そこを外してはいけません。

一問3
端的には、現代がどのような時代かを答える問題です。
ここは「抜き出せ」問題ではないので問2よりは難易度が上がりますが、手がかりがあります。
「極楽」と「問題」を使うように指示されている点です。
さっさと本文中からこれらの2単語を見つけ出しましょう。
予想通り、一箇所ずつしかないです。
複数箇所だと答えがバラけて採点が面倒になりますので。
そして、見つけたそれらを含む文を「10万キロカロリーを使っていても、□時代。」に合うように書き換えればOKです。
ここで注意しなければならないのは、書き換える際に、本文の内容からずれないようにすることです。著者が主張してないような文に書き換えてはいけません。あくまでも形式的に書き換えるだけにしましょう。

一問10
どの問題も同じですが、問題の条件に合致していない答えは、バツか大幅減点です。
条件3は誰でもわかると思います。
条件1,2それぞれの条件の把握も難しくないと思います。
ただ条件1に「一文目」、条件2に「二文目」とあるのに注意です。
つまり、答えは2文以上でなければなりません。
1文だとそれだけでアウトです。
その他の注意点としては、第1文は本文を否定するような内容にすべきではないと言うことです。「ふまえて」書いてください。
逆に第2文以降は、自分の思いを書けばよいでしょう。いわゆる炎上系の意見は避けたほうがよいとは思いますが。

以上です。