読書のすすめ
私が今でも覚えている読書体験です。
小学校何年生頃だっかか定かではありませんが
テレビっ子だった私が
「不思議の国のアリス」を読みはじめたところ
おもしろくて「鏡の国のアリス」も読みすすめました。
そして、それから色々な本を手にするようになりました。
今となってはそのストーリーは断片的ですが
その時に体験した感覚はいまでも驚きとして覚えています。
その驚きとは、話を読んで、頭の中に情景が浮かび、場面のイメージができたこと。
活字を読んでいるはずなのにまるで映像を見ている感覚になったのです。
そしてその中に自分が入り込んでいるのです。
登場人物の喜び悲しみが手に取るように分かり、
現実の自分は、まず思わないであろう感情の移り変わりを、
登場人物を通して体験できるのです。
読んだ本が映画化して、登場人物扮する役者に
「こんなイメージじゃない!」
とがっかりしたり、逆にイメージどおりで満足したこともありました。
皆さん、これから夏休みです。
日ごろ本に親しんでいない方は、
年齢より下の簡単な本から始めましょう。
文章を理解するということは
漢字、言葉の知識の基盤の上に積み上がるものです。
難しいと思われる文章を読むことも大切ですが
楽しく物語の世界に入っていく体験をしながらレベルアップしていく方が
本来の読書の魅力を楽しむことができます。
まず、活字に慣れていきましょう。
読書は、学力アップに良いという面ではなく
その楽しさを、是非知ってほしいと思います。
———-や